終わりの言葉

Publish date: 2023.10.17

多くの方のご支援とご協力のおかげをもちまして、2023BAMBI100が無事終了いたしました。本当にありがとうございました。

36名の出走者のうち、35名が時間内に完走しました。1名は時間内には完走できなかったものの、制限時間を過ぎましたが、最後まで諦めることなく、ゴールまでたどり着き、全員が160kmを走り切りました。
100mileのレースやイベントで、これほどの完走率を誇るものは他にはないのでしょうか。コーススペックは厳しいものではありませんが、距離160kmで累積標高差6,000mは決して簡単ではありません。

前回に引き続き、なぜこれほどの完走率になったのでしょうか。

それは36名の出走者が完走に向けて並々ならぬ情熱を持っていたことに加えて、本当に多くのエールが送られているからではないでしょうか。
ボランティア、救護チーム、クリーンナップ、コース上の応援者、その他大勢の方々が出走者のために献身的なサポートをしていたからだと思います。

一人の力では成しえないことでも、応援の力によって、実力以上の力を発揮できます。
そして完走した後、サポートしていただいた方々に対して、口々に感謝の言葉を述べられていました。

私たちプロジェクトメンバーにとって、100mileは走るだけではないと思っています。自分の弱さを感じ、多くの人の支えを感じ、困難に対峙した自分と向き合い、日常生活では感じることができない稀有な経験ができるのです。
その経験が必ずプラスになり、今後の人生に活きていると信じています。

そして今回は100mile出走者に加え、20歳から25歳の若いランナーが一人40kmを4人でバトンを繋ぎ、100mileを走るヤングジェネレーション枠を設けました。トレイルランニングの若年層への普及のために、より身近なアクティビティと感じてもらうことを期待して開催しました。そして、100mileを苦しみ、もがきながら挑戦し、輝いている大人を見て、近い将来100mileに挑戦しようと思ってもらえたら幸いです。。

もう一つの新しい試み、それは小学生対象でmini BAMBIを開催したことです。楽しそうに走る子供たちによって、イベント全体が華やかになりました。子供のころに経験したことは、大人になって始めるときのハードルが低くなります。少しでも楽しいと思ってもらえれば、継続して、もしくは大人になってからでも、再び山を走ることに熱中してもらえるのではないかと考えています。参加した子供たちの中から、もしかしたら未来の日本代表が現れるかもしれませんね。

最後になりましたが、BAMBI100は決して営利を目的で開催しているものではありません。このイベントを通じて、「参加者の人生に彩りを与えること」、「トレイルランニングの普及していくこと」、「ほかのアウトドアアクティビティと共存していくこと」、「トレイルの保全や整備を継続していくこと」、「トレイルランニングに女性や若い人たち、子供たちが楽しめる環境ときっかけを作ること」、「地域に密着したランニングショップが根付くこと」、「トレイルランニングメーカーが盛り上がること」、その他いろいろなことが良い方向に波及していく一つのきっかけづくりをしているに過ぎません。

夢や希望はとても大きいものですが、これからも私たちプロジェクトメンバーと一緒にそんな目標に向けて、一緒にBAMBI100を作っていきましょう。

プロジェクトメンバー 一同

2023リザルトはこちら →

2023公式フォトはこちら →